ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2018.2.25 08:12日々の出来事

「ゴー宣道場」は世間の偏見には屈しない


泉美さんは「ゴー宣道場」に師範として入った当初は、

泉美さんの周囲の「世間」の偏見に相当晒されていた

らしい。

当時はそのような様子をブログにも書いていて、わしは

その偏見攻撃をどのようにしのぐかと見守っていた。

 

だが、今ではその人たちも、「ゴー宣道場」のブログを

見て、泉美さんの意見を参考にするまでになっている。

泉美さんは自分が選んだ「ゴー宣道場」に懐疑的になる

ことはなかった。

自分の個を貫いて、もはや森友・加計問題や、子供の

貧困の問題など、相当詳しくなって、わしが教わること

が多くなった。

テレビのコメンテーターをするようにまでなってしまった。

 

かつて慰安婦問題が「強制連行か否か」で大議論になった

とき、わしの『ゴー宣』読者が一挙に離れた。

「世間」は、元慰安婦は犠牲者であり、ハルモニに最大限の

同情をして、わしの主張を「セカンドレイプ」だと非難し、

女性の敵と罵った。

 

その「世間」の風潮は正しかったのか?

今は日本国民のほとんどが、韓国の日本大使館前の

慰安婦像に同情もしないし、日韓合意を無視する韓国に

対して嫌悪を感じている。

「世間」はあの頃とは180度、変わってしまった。

 

わしや「ゴー宣道場」がマイルドになる必要などないし、

「世間の偏見」などには、絶対に屈しない!

「ゴー宣道場」は摩擦係数の高い議論を恐れないし、

マイルドなイメージなどいらない!

それでも「ゴー宣道場」が一番バランスがとれた議論の

場だということを、分からせてやる。

 

「ゴー宣道場」には歴史があるから、大阪、福岡と、

地方でも勝手に設営隊を作って、師範たちを呼ぶように

なってきた。

彼らが門弟や門下生を名乗り、勝手に議論してYouTube

に上げて「ゴー宣道場」を宣伝している。

 

わしは彼らをバランスのとれた庶民と思っているし、

とてもマイルドな人たちだと思っている。

彼らが「ゴー宣道場」の議論を聴いて、どのように

反応しているかは、アンケートを見れば分かる。

それをわしがブログで紹介しているから、こんなに

透明性がある集会も珍しいだろう。

 

「ゴー宣道場」はこれ以上、マイルドになる必要はない。

「世間の偏見」という「同調圧力」に屈することは

絶対にない。

「世間」に靡く者たちは「奴隷のルサンチマン」で

怜悧な言葉を浴びせてくるだろうが、「ゴー宣道場」の

門下生たちは負けないだろう。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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